β遮断薬によりCOPD患者の死亡率が減少する
Medical tribune 2010.06.10
・Archives of Internal Medciine 2010;170:880-887
β遮断薬はCOPD患者には使用を避けるのが一般的
・23診療所の電子カルテでのコホート解析
・1996年〜2006年に発症、またはすでに診断されていた45才以上のCOPD患者2230例(心血管合併例と非合併例を含む)
・平均7.2年間追跡で686例(30.8%)死亡

β遮断薬使用群急性増悪群
死亡ハザード比(HR)0.680.73
95%信頼区間(CI)0.56〜0.830.63〜0.83

β遮断薬はCOPD患者の急性増悪のリスクを軽減し生存を改善する可能性がある。
参考)
ある治療と別の治療での死亡率の差はハザード比で表示される。ある時点の両群間で死亡率が同じならHRは1になる。

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