血圧変動が高血圧の危険因子
Medical tribune 2010.06.17
・血圧変動は情報価値がないと片付けられている。
・Lancet2010;375:895-905、SBPの変動が平均血圧と独立して脳卒中、心不全、狭心症、心筋梗塞の強力な予測因子
・Lancet2010;375:906-915、血圧変動の低下はACE阻害薬、ARB、β遮断薬よりCa拮抗薬のほうがもっとも大きかった
・Lancet Neurology 2010;9:469-480、Ca拮抗薬とβ遮断薬では血圧変動に作用が異なる。リスク軽減のためには平均血圧の低下だけでなく、変動幅を小さくする必要がある。
・平均血圧の重要性に異議を唱えているわけではない。血圧の変動も併せて測定し、危険因子の精度をためることが出来る。


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