HbA1c 値”+0.4”で決着
『TREND VIEW』より Nikkei Medical 2010.8
・日本では独自の測定法にもとづくJDS(Japan Diabetes Society)値
・日本以外はNGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)値を採用
・同じ検体でJDS値はNGSP値より約0.4ポイント低い
・これでは国際比較が出来なくなる
・HbA1c測定が始まった当初は糖化ヘモグロビンの分離が不十分で不純物を含んだ状態で測定
・その後、測定精度が向上
・NGSP値は1980年代前半、JDS値は1990年代の技術で測定した値を基準値としているため測定値が一致しない
・2007年国際臨床化学連合(IFCC)がHbA1cをIFCC値(mmol/moL)に統一を提唱
・米国の動きが悪く、IFCC値の統一は進まず
・NGSP値が多くの国で採用されているので日本もNGSP値に換算することになった。
・NGSP値(%)=1.019×JDS値(%)+0.30→大体JDS値+0.4となる
・変更日は2012年7月以降の予定
・問題はHbA1cが0.4高くなると管理目標が緩められたように感じたり、患者への説明に手間がかかること


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