特養ホームは低所得者の施設か?
日経新聞 2010.8.10 夕刊
・特養の全室個室化について論争がある
・低所得者のためには相部屋も必要、個人の尊厳を守るためには個室が必要
・特養はどんな所得層のための施設なのか?
・特養は低所得者層が入居するための施設と考えられてきた
・施設整備に税金が使われている
・厚労省の調査結果では入居者の約8割は『市町村民税非課税世帯』=低所得者?
・『世帯分離』という仕組みの存在
・高収入の子供と同じ世帯の高齢者が特養に入所後に世帯から切り離し別所帯することが可能
・このような高齢者は元の世帯が高収入であっても低所得者とみなされる
・入居者の遺族年金は収入とみなされ、年金が使われず貯まっていく
・介護保険からの給付は本当に必要な人に配分されるべき
・負担の能力がある人にはそれなりの負担が必要だろう
・だれでも負担は少ない方がいいと思うが、社会全体としてどあるべきか議論が必要
特養入居者負担月額の目安
第1段階生活保護受給者など2.5万円
第2段階 市町村民税非課税世帯で課税年金
収入+合計所得金額が80万円以下
3.7万円
第3段階 市町村民税非課税世帯で上記に該当
しない人
5.46万円
第4段階1〜3段階以外の人8万円以上
(注)厚労省の資料から、相部屋の場合、このほかに日常生活費などもかかる

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