脈が速いと短命か? 日経新聞朝刊12面 2010.09.12 |
・『ゾウの時間ネズミの時間』(1992年中央公論本川達雄著)によるとほ乳類は心臓が心臓が一定数打つと一生を終える。 ・その数は15億回が定説 ・心臓の消費エネルギーは決まっている、心拍が速いと劣化が進み、寿命が短くなる(東邦ガス診療所:名古屋、林博史所長) ・ほ乳類の体重、心拍数、心周期(1心拍にかかる時間)と寿命の関係を分析し、人間の一生に打つ心拍数は23億回と推定 ・それならば心拍数が60回で約73年、70回で約63年になる。 ・2004年岩手県大迫町(現:花巻市)での東北大学の研究結果では心拍数が70/min以上は死亡リスクが2倍と公表 ・米国心臓病学会の高血圧患者約4500名の36年間の追跡調査でも心拍数が増加すると死亡率が多くなる。 ・イタリアの報告では心拍数が減少すると死亡率が減る。 ・人間の一生の心拍数には限界はないとする心臓専門医もいる。 ・心拍数は自律神経に支配されていおり、心臓自体に問題はない。 ・自律神経のバランスを崩しやすい人は脈拍が速くなり短命になる。 ・脈拍の速い人は生活習慣病を抱えているケースが多い。 ・心拍数は70/minが適切だが以前から、脈拍が速い、遅いのであれば深刻に考える必要はない。(東京都済生会中央病院 三田村秀雄心臓病臨床研究センター長) ・毎日分速80mの早歩きを最低20分続けると3〜4ヶ月で脈拍は5〜10減り、自律神経の過剰反応が抑制される。 |
私見) 以前に運動選手は短命と聞いたことがある。そのとき人間が一生に打つ脈拍数は決まっている。無茶に脈拍数を上げるので心臓が持たなくなるからだと聞いたことがある。 高血圧で脈拍数が多くなると死亡率が多くなるなら、βブロッカーが良いということにならないか? |