柿胃石の1例
日本内科学会誌 96(11);133、2009
・82歳DM、柿が好物で1日2〜3個毎日食べる
・意識レベル低下で入院
・胃内視鏡で胃角部に巨大潰瘍あり、大出血あり、クリッピングで止血
・翌日の胃カメラ再検査で直径3cmの胃石あり、回収
・胃石の成分は98%タンニンで柿胃石と診断
・胃石には植物性、毛髪性、薬物性などあり、柿胃石が多い
・柿の可溶性シブオールが胃酸と反応して不溶性シブオールとなることで胃石が形成される
・潰瘍との関係は胃石による機械的刺激、胃潰瘍で胃の蠕動運動の低下し胃石ができやすくなるなど
・柿胃石は短期間で生じる傾向があり、多発しやすい。



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