・Duval X,et al. PLoS Med 2010;7:e1000362
・ノイラミダーゼ阻害剤の単剤と併用療法の比較試験（フランス）
・2009年1月7日から3月15日の間で季節性インフルエンザ症状発現後36時間以内に家庭医受診し、迅速検査でA型と診断された18歳以上の計５４１人を対象
| 薬剤の組み合わせ | 症例数 | 平均年齢 |
| オルセタミビル＋ザナミビル併用 | 192人 | 38.7歳 |
| オルセタミビル＋プラセボ | 176人 | 39.5歳 |
| プラセボ＋ザナミビル | 173人 | 39.69歳 |
・治療2日時点のウイルスゲノムコピー数（鼻腔ぬぐい液標本をPCR法で測定 RT-PCR法）
・結果
| 薬剤の組み合わせ | 200cgeq/μL未満 | 有意差 |
| オルセタミビル＋ザナミビル併用 | ５２．６％ |
P=0.055で有意差なし
|
| オルセタミビル＋プラセボ | ６２．５％ |
| プラセボ＋ザナミビル | ４０．５％ |
| 薬剤の組み合わせ |
症状改善までの日数
（中央値） | 有意差 |
| オルセタミビル＋ザナミビル併用 | 3.5日 |
併用群よりオルセタミビル単独の方が有意に良好（P=0.015）
|
| オルセタミビル＋プラセボ | 3.0日 |
| プラセボ＋ザナミビル | 4.0日 |
A型インフルエンザ確定例447人
| 薬剤の組み合わせ |
症状改善までの日数
（中央値） | 有意差 |
| オルセタミビル＋ザナミビル併用 | 4.0日 |
併用群よりオルセタミビル単独の方が有意に良好（P=0.018）
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| オルセタミビル＋プラセボ | 3.0日 |
| プラセボ＋ザナミビル | 4.0日 |
・吐き気、嘔吐が併用群に多かった。 |