2001年東京女子医大事件の結末
Nikkei Medical 2011.3 |
・2001年ASD女児の手術中の医療事故で死亡 ・佐藤一樹医師が逮捕・拘留 ・2005年一審、2009年控訴審で無罪、2009年検察上告断念、無罪確定 ・でたらめな大学の内部報告が罪を問われる原因を作った ・2007年報告書の撤回、謝罪をもとめ提訴 ・2011年1月和解が成立、大学側が『衷心から謝罪する』 ※衷心とは心の奥底、まごころ ・逮捕拘留された東京・新宿牛込署の留置場の環境は最悪(43日拘留) ・複数の被疑者と一部屋にぶち込まれた ・新聞は10分以上閲覧禁止 ・朝食は前日炊いたご飯とたくあん2枚、昼食はコッペパン2個にマーガリンとジャム、夕食は油分過剰なおかずにご飯と味噌汁 ・拘置所のほうが環境がよかった ・逮捕により大学を追いやられ、専門知識を身につけるのも難しくなった ・保釈条件は『関係者との接触禁止』で学会にも行けなかった ・2009年12月東京都葛飾区で開業 ・波乱万丈な人生だった ・保釈金を集めてくれた妻、えん罪を証明してくれた弁護士、証人として出廷してくれた同僚、支援者に感謝 |