有水晶体眼内レンズ(ICL)
第34回日本眼科手術学会 Medical Tribune 2011.04.07 
・角膜に施行する矯正手術(レーシック)に適応ない、高度近視、高度遠視、角膜が薄い、角膜疾患に対する治療
・レーシック残存角膜を多く残す必要があるので低矯正にせざるを得ない
・−10Dを越える近視では切開量が多くなりすぎ、矯正限界を越える
・同レンズの適応
 ・18歳以上(未成年者は親権者の同意が必要)の6Dを越える度数(強度近視)
 ・15Dは以上の近視は慎重適応
 ・浅前房例および角膜内皮傷害例は禁忌
・術後合併症として緑内障、角膜内皮傷害
 ・眼内炎リスク、白内障リスク
・レーシックに比し術後ハロー(景の周りにドーナツ状の光の環が見える)が問題になることが多い
・中等度近視例に対するICL挿入慎重にすべき→今後のエビデンスを蓄積の必要

レーシックICL
矯正精度中等度近視で良好強度近視で良好
コントラスト感度変化なし強度近視で改善
高次収差強度近視で増加変化なし、増加(OPD-Scan)
円錐角膜疑い不適応適応のことあり
眼内操作なしあり
感染症角膜潰瘍眼内炎


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