こむら返りに神経ブロック、マグネシウム補給
Nikkei Medical 2011.05
・こむら返りは腓腹筋や足指筋に突然起こる一過性のけいれん
・発症機序は不明だが、末梢神経の異常興奮、筋肉内の電解質異常と関連が疑われる
・腰椎変性疾患(脊柱管狭窄症等)で特に頻度が多い
・糖尿病、肝硬変、甲状腺疾患、透析患者にも多い
深腓骨神経ブロックが効果がある(東京都葛飾区:高山整形外科病院 院長:伊藤博志Dr)
 ・深腓骨神経の末梢部(母指と第二指MP関節の間)に30ゲージの針で局麻剤を3〜5ml注射
 ・1回で数ヶ月間効果が持続
糖尿病患者ではマグネシウム不足が原因の場合あり
 ・Mgが不足するとカルシウムポンプ作用が低下し、筋弛緩が障害されこむら返りが生じやすくなるのでは?
・Mgを多く含有する緑黄色野菜、雑穀類、海藻など積極的摂取
天然ミネラル濃縮液(マグネフォース)を食事やお茶などに2〜3滴、毎日10〜20滴摂取
 ・腎機能障害(高度)では高Mg血症に注意
芍薬甘草湯、タウリン、ビタミンB,E、エパルスタット、筋弛緩薬、ストレッチ・マッサージ、鎮痛薬等も頻度を減らす効果あり


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