1117:検死支援から見た課題と提言 大阪府医師会報 371号 |
・検視は検察官や司法警察員が遺体を調査すること、検死は医師の死体検案 ・地震などの自然の力への曝露による死亡→ICD10分類はX30〜X90に分類 ・死亡診断書の死亡原因は不慮の外因(8.その他) ・上記は直接死因が溺死、圧迫死、焼死でも不慮の外因(8.その他)となる ・『地震が起きたら机の下に・・』は誤り(←私見:この記載は本当に正しいのか?) ・欧米、トルコでは”Save your life with 'Triangle of Life' during an earthquake” ・地震の時に机や車の下に避難するのは危険 ・建具や壁の際に頭を抱える状態で避難する ・建物の中では階段のあるところには近づかない ・津波に対しては車で逃げるのは渋滞に巻き込まれてかえって危険 |
参考)「命の三角形、生存の隙間」(Triangle of Life) ビルが崩壊して、天井が落ちたときは、テーブルや家具などを押しつぶし、その隣には空間ができるがその下に空間ができることはない。 絶対にテーブルや机の下に入らないでください。 家具が大きかったり、強度があればその横に空間ができる。(その横に避難したほうがよい) この空間こそが「命の三角形」であり、この空間に入り込めば、助かる可能性が高くなる。 ・外国と日本では家の構造が違う ・家具の置き方も違う ・日本の家屋では天井が落ちてくるより、近くの家具が倒れてきて圧死することが多い ・したがって机に下に潜り込むのが一概にいけないとは言えない ・外国の規準をそのまま正しいとするのは検証をしてからでないと問題 |
参考)米国の学校で教えられる地震の時の対処行動 ・DROP to the ground (before the earthquake drops you!), 地震で転ぶ前にしゃがむ ・Take COVER by getting under a sturdy desk or table, and 学習机やテーブルの下に入って頭部をカバー ・HOLD ON to it until the shaking stops 地震が収まるまでその姿勢で |
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