1118:新骨粗鬆症治療剤 バゼトキシフェン(ビビアント:ファイザー)
2011.06.16 Medical Tribune
・世界の骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折は2050年には626万人に達するとの予測
・ビビアントはSERM(Selective Estrogen Receptor Modulator)
・エストロゲンは骨粗鬆症による骨折を抑制する
・エストロゲンは血栓症、乳がんのリスクが高まる
・SERMは骨、血清脂質にはエストロゲン作用があるが、乳房、子宮では抗エストロゲン作用
・ビビアントの適応は閉経後骨粗鬆症
・閉経後、エストロゲン分泌の低下に伴い骨密度が低下する
・80〜85歳の骨粗鬆症患者でカルシウム、ビタミンD製剤との併用で椎体骨骨折の抑制、骨密度の増加がみられた
・副作用としてはほてり、下肢けいれん、深部静脈血栓がプラセボ群より多くみられた

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