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NHCAP予防にワクチン，口腔ケア、嚥下リハビリテーションが予が有効 週間学界新聞 2011年9月5日 第2943 座談会『超高齢社会における医療・介護関連肺炎へのアプローチ』より http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/pdf/2943.pdf |
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・予防面では，やはりワクチン接種 ・高齢者福祉施設の入所者を対象とした23 価肺炎球菌ワクチン（ニューモバックスRNP）とインフルエンザワクチンの併用効果 ・肺炎全体および肺炎球菌性肺炎の発症とそれによる死亡を有意に抑制 ※Maruyama T, et al. 23-valent pneumococcal polysaccharide vaccine prevents pneumonia and improves survival in nursing home residents. -A double blind, randomized and p l a c e b o c o n t ro l l e d t r i a l . BMJ. 2 010 ; 3 4 0 : c1004. ・米国で7 価肺炎球菌ワクチン（プレベナーR）の小児への予防接種で成人の肺炎球菌感染症が減少 ※二次的な予防効果で，高齢者福祉施設には家族の面会、外泊時に子供との接触で感染し、施設へ菌の持ち込む ・入所者へのワクチンの徹底、小児の予防が大切 ・施設くスタッフのインフルエンザワクチンの接種の徹底 ※CDC. Direct and indirect effects of routine vaccination of children with 7-valent pneumococcal conjugate vaccine on incidence of invasive pneumococcal disease―United States, 1998-2003. MMWR. 2005; 54（36）: 893- ・ NHCAP 患者には誤嚥が多い ・誤嚥性肺炎の治療には，口腔ケアが有効 ※Yoneyama T, et al . Oral care reduces p n e u m o n i a i n o l d e r p a t i e n t s i n n u r s i n g homes. J Am Geriatr Soc. 2002; 50（3）: 430-3. ・おそらく多くの NHCAP は，常在菌がさまざまな分泌物とともに気道内に入り発症 ・口腔ケアはその発症ルートを断つ重要な方法の 1 つ ・喉を浄化する嚥下運動ができることも予防につながる ・嚥下リハビリテーションで肺炎が減ったというエビデンスはまだない ・食事ができることと誤嚥性肺炎は直接関係がない？ ・嚥下ができないと口が開いたままになり、乾燥する→細菌が繁殖しやすい ・直接の効果は証明されていないものの嚥下リハビリテーションも大切だ ・NHCAPに GERD（ 胃 食 道 逆 流 症 ）も関係 ・GERD があらゆる呼吸器疾患に関与というエビデンスが出てきている ・下部食道括約筋の機能不全と嚥下障害は同じ ・逆流のほか，胃酸の 上 昇 が 粘 膜 組 織 での 接 着 分 子ICAM-1 の増加しウイルス感染を助長 ・ GERD が あ る と 複 合 的 に 状 態を悪くする ・ GERD の治療を行うことでNHCAPの予防になる ・栄養面の問題 ・肺炎患者の予後を規定するのはアルブミン値などの栄養指標 ・栄養状態の改善がトータルな意味での肺炎予防につながる |
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私見） ”効果は証明されていないが嚥下リハは有効”というのと”胃ろうが予防に有効ではない”という意見と矛盾があるのでは？ |