インフルエンザワクチンの有効性を裏付けるエビデンスは不十分
Medical Tribune 2012.01.12
・Lancet infectious Diseases 2011;12:36-14
TIV(三価不活化不活化ワクチン)による予防効果は健康成人全体の59%
LAIV(弱毒化ワクチン)の予防効果は7才以下で83%
・ACIP(米国予防接種諮問委員会)はLAIVの優先使用を推奨していない
・2009年のH1N1型パンデミックインフルエンザに対する一価ワクチンの予防効果の中央値は65才未満で69%
・65才以上の予防効果は十分ではない
・現在のワクチンより有効性が高く、交叉予防効果があり、迅速に製造可能な次世代ワクチンの開発が望まれる
補足
3価ワクチン:新型インフルエンザ(A/H1N1)と季節性インフルエンザ(A/H3N2とB型)の3つに効果があるワクチン
1価ワクチン:新型インフルエンザ(A/H1N1)だけに効果があるワクチン

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