移性肺がんに経皮的マイクロ波アブレーション
medical tribune 2012.03.29
Radiology September 2011 260:3 633-655;
・フランクフルト ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学病院放射線診断・インターベンショナルラジオロジー研究所Thomas J. Vogl教授
・転移性肺がんの外科切除出来るものはごくわずか
・CT、麻酔下で電極針を直接腫瘍に到達させ、マイクロ波を5〜10分照射
・結腸直腸がん、腎、肝細胞がんが原発の転移性肺がん80例、その他腫瘍計130例に行った
・130個の腫瘍のうち95個(73%)を完全に焼灼できた
・肺の末梢部で直径3cm,以下に成功率が高い
・組織学的な差に有意な相関はなかった。
1年生存率91%、2年生存率75%、この療法無効症例より生存率は高かった
・合併症
 ・気胸130件中11件(8.5%)そのうちドレナージ必要症例1件
 ・8件(6.2%)で肺出血
・治療中および施行後60日以内の死亡例はなかった
・同法は転移性肺がんに対して安全で有用だがその効果は腫瘍の大きさに、発生部位に左右される
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