セレンの過常摂取に注意
Medical Tribune 2012.05.03
・Lancet 2012;379:1256-1268
・セレンサプリメントが広く使用されている
・セレンは土壌、食材に含有する天然ミネラルで少量は健康維持に不可欠(体内ではセレノプロテイン)
・セレンの摂取量が少ないと免疫不全、認知機能の低下、死亡リスクの上昇
・セレンの血中濃度が高いと男性の妊孕能の向上、抗ウイルス作用、前立腺癌、肺がん、大腸癌、膀胱癌の予防
・しかし、セレンの過常摂取で2型糖尿病のリスクが増大
・セレンが不足しているとき(122μdL未満)は追加摂取は有用
・セレンの至適血中濃度は130〜150μg/dL
・セレン血中濃度が122μg/dL以上はセレンサプリメント摂取の必要はない
・セレンの血中濃度には遺伝的要素が関係
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