横紋筋融解症は本当に起こるのか? 『この薬をつかう理由』より
 MEDICAL ASAHI 2012.04
・スタチンで横紋筋融解症が起こるメカニズムは確定されていない
25万人の3年間の追跡で24人が横紋筋融解症で入院(JAMA 292:2585-2590,2004)
・2万3000人に投与して1人が横紋筋融解症
・単独投与ならまず横紋筋融解症は起きない
スタチンとフィブラート系薬剤の併用時には注意←スタチンの血中濃度が上昇するため
・フィブラート系を併用すると65才以上の高齢DM患者500人に1人発生
・調剤薬局でスタチン処方で横紋筋融解症の副作用説明を受けた患者が薬服用前に10%の人が体の痛みを訴えた。
 参考)
●フィブラート系薬剤
クリノフィブラート [リポクリン]
クロフィブラート [ピポセロール]
フェノフィブラート [トライコア]、[リピディル]
ベザフィブラート [ベザトールSR]、[ベザリップ]
●スタチン系
アトルバスタチンカルシウム水和物 [リピトール]
シンバスタチン [リポバス]
ピタパスタチンカルシウム [リバロ]
ブラバスタチンナトリウム [メバロチン]、[オリビス内服液]
フルバスタチンナトリウム [ローコール]
ロスパスタチンカルシウム [クレストール]
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