高用量アセトアミノフェノンの使い方 | ||||||||||||||||
NIKKEI MEDICAL 2011.11 | ||||||||||||||||
・海外では鎮痛剤の第一選択はアセトアミノフェノン ・日本では解熱剤としては評価されるが鎮痛効果をあまり期待しない ・鎮痛剤として使われなかった理由は用量が極端に少なかったから ・2011年1月アセトアミノフェノンの用量が改訂された改訂された ・日本での鎮痛薬の第一選択はNSAIDsだが ・NSAIDsの作用は鎮痛ではなく抗炎症作用である。(PGなどの炎症物質の産生を抑える) ・NSAIDsの副作用も問題となっている。(消化性潰瘍、腎機能障害、出血傾向etc) ・NSAIDsは鎮痛剤として使用するには問題がある ・米国では鎮痛剤としてのNSAIDsの危険性が報告されている(Perez-Gutthan S,et al Arch Intern Med 1996;156:2433-9) ・アセトアミノフェノンの100年近い使用経験から、この薬剤は安全性にすぐれた鎮痛薬である ・癌性疼痛に対しても2700〜2900mg/dayの投与で疼痛をコントロールすることが可能である。 ・帯状疱疹の疼痛にたいしても1800〜2400mg/dayの投与で十分効果がある ・抜歯後の疼痛に対してもロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)と同等の鎮痛効果あり ・高用量の投与法 ・600mg〜800mg/回、2400〜3200mg/回から開始 ・痛みの程度で1000mg/回、4000mg/回まで増量 |
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アセトアミノフェノン使用量の国際比較
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高用量アセトアミノフェノン使用例
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