酸素療法の器具に新潮流(オキシマスクとネーザルハイフロー) | |||||||||||||||
NIKKEI MEDICAL 2013.01 | |||||||||||||||
・酸素療法の基準はPaO2が60mmHg未満かSpO2が90%未満 ・酸素投与器具の種類
・一般的には鼻カニューラで1L/minで酸素濃度は24%が目安になっている。 ・患者の体格や呼吸数を軽視している ・健常人でリザーバ付きマスクでの検証では9L/minで酸素濃度は60〜80%だった。 ※ガイドラインでは最大流量の10L/minで酸素濃度90%以上 ・吸気時にリザーババック以外のマスクの隙間から空気が流入するため ・新たな酸素吸入器具 ・オキシマスク(カナダSouthmedic社製):低流量の酸素を投与するのにすぐれている。 ![]() ・マスクに開いた大きな穴から呼気を排出する ・特殊構造の吹き出し口から酸素を口元と鼻周辺に渦を巻くように吹き付ける ・呼気の再吸入が少なくなり、低流量で高濃度の酸素が吸入できる ・鼻カニューラを使用できない患者に使える ・酸素量を通常マスクより2〜3L/min程度減らせる ・通常マスクより価格が2〜3割高いが、2日以上酸素マスクを使うなら同等のコスト ・ネーザルハイフロー『Optiflow』(ニュージーランドFisher & Healthcare社製) ![]() ・鼻カニューラの穴を広くした構造 ・加温加湿機をを使って21〜100%の酸素を60L/minまで流せる ・鼻カニューラで高濃度で高流量の酸素を供給できる ・新たな酸素吸入器具で無駄な酸素使用を減らし、呼吸状態を合わせた酸素療法が行える
|