輸血拒否 
 MEDICAL ASAHI ス2013年7月
18才以上で判断能力のある信者の輸血が必要な緊急手術に際しての各団体のガイドライン
@第一選択 A第二選択 
団体 策定年 絶対的
無輸血
同意なく
輸血する
転院
東京〇〇病院 1997 @ なし A
日本外科学会
合同委員会
2008 @ なし A
日本医師会 2008 A なし @
A大学 2010 なし @ A
東京〇〇病院 2011 なし @ A
急性期脳卒中
(厚労省循環器病研究委託)
2011  @ なし A
B市民病院 2011 A なし @
C市民病院 2013 院長判断 A @
■輸血拒否・成人の判例(2000年)
1992年に手術で、輸血拒否による事故に対して医師の免責証明書を事前に提出した患者で手術中の大出血時に無断で輸血し救命した。
1998年2月に患者が提訴、東京高等裁判所は医師側の部分敗訴とした。
すなわち手術中に、救命のために患者の意思を無視して輸血してはいけないということ。
言い換えれば「患者の意向にそって治療すれば、刑事、民事責任を問われることはない」ということ。
患者側の権利が医師が持つ救命義務、裁量権に優先する。
■輸血拒否で死亡(2007年)
エホバの証人の患者で帝王切開手術で輸血拒否で死亡、事前に免責証明書提出
訴訟になっていない。
■輸血拒否で死亡(2011年)
急性硬膜下出血で絶対的無輸血同意書提出の患者で開頭手術時に出血性ショックで死亡
訴訟になっていない。
 ■免責証明書の内容
私は輸血を拒んだことによって生じるいかなる事態に対しても、担当医を含む関係医療従事者及び病院に対して一切責任を問いません
 ■無輸血がむつかしい場合は早い目に転院を勧告する。
                                     もとに戻る