外用抗真菌薬を使えない水虫 | ||||||||||||||
Nikkei Medical 2013.08 | ||||||||||||||
・日本で発売されている外用抗真菌薬には足白癬の適応はあるが、同じようには効かない ・白癬菌に対するMICは薬剤によって1000倍近い差がある。 ・足の水虫に適応はあっても効果にかなり差がある。 ・マイコスポール(ビホナゾール)発売当初はよく効くと言うことだったが現在は新しい抗真菌薬のほうが効く ・ニゾラール(ケトコナゾール)は白癬菌に対する効果は弱い(カンジダ、マラセチアにはよく効く) ・『足にクリーム、爪には液』というのはエビデンスがない ・液もクリームも爪白癬には適応がない ・水虫の外用剤は軟膏、クリーム、液でも毎日塗って、塗り残しがないこと ・鏡検せず抗真菌剤を使うのは論外 ・湿疹など他疾患に抗真菌剤を塗ると刺激性皮膚炎を起こし、悪化させる ・強度の浸軟、亀裂、びらん病変にはには外用真菌剤は使ってはいけない ・病変が消失してから抗真菌剤を使う ・軽度の浸軟、亀裂、びらんを伴う場合は軟膏基剤の抗真菌薬を使ってもよい ・軟膏基剤は刺激性皮膚炎を起こしにくい ・アスタット軟膏(ラノコナゾール)、アトラント軟膏(ネチコナゾール)、ルリコン軟膏(ルリコナゾール) ・クリームは軟膏より刺激性が強く、液はさらに強い刺激性あり |
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水虫に効果の高い外用抗真菌薬
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