加齢による物忘れか、認知症か？

2014/2/17 日経メディカル電子版

・慢性硬膜下血腫や急性期脳梗塞、うつ病なども鑑別疾患として重要 ・徘徊や食事したことを忘れているなどがあれば認知症 ・早期のアルツハイマー型認知症と加齢に伴う物忘れは鑑別困難 ・加齢に伴う物忘れは本人がかなり心配する傾向があり ・無理にすぐに診断せず、経過観察する 　・経過観察で認知症と分かればBPSD（周辺症状）を事前に防ぐことも可能　 　※BPSD：Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia ・副作用に注意して前もって抗認知症薬の投与を始めるのも選択肢 ・薬剤を投与しない場合は半年から1年後に再診してもらう ・専門的な認知機能検査、MRI、脳血流SPECT検査などから診断が付くこともある 　・専門の医療機関への紹介も考慮 　・物忘れの性質や認知機能検査、画像検査結果から、認知症に至らないアルツハイマーも発見可能

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