慢性咳嗽
m3comカンファレンス2014/03/19
慢性咳嗽のカンファレンスで興味ある投稿があったので紹介
・慢性咳嗽は「咳反射が起こりやすくなっている」 ということ
 ・入力(喉頭知覚)が亢進または、出力(咳反射の起こりやすさ)の閾値が低下
 ・上気道炎後の際の咳は入力が過敏になっている。
  ・脳幹で迷走神経核だけ閾値が変化するとは考えにくいので、出力閾値低下は原因ではない。
飴を舐めると咳が減る
 ・喉頭知覚に別の入力を行って求心性ニューロンの刺激スパイクを減少させる
・慢性咳嗽
 ・迷走神経知覚枝の軸索反射でサブスタンスPが局所的に放出される
 ・それが再取り込みされ、また放出を繰り返しているため
 ・サブスタンスPはvanilloidレセプター(TRPV1カプサイシンやメントールがリガンド)に作用する
 ・メントールや薄荷(ハッカ)の冷刺激が症状を治す可能性
 ・温刺激である唐辛子、タバスコなどは症状を悪化させる
 ・氷による冷刺激は知覚枝の興奮性を下げ、咳が減少する。
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