吸入粉末インスリン「AFREZZA」が米国で認可
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吸入粉末インスリン「AFREZZA」がFDA承認
<適応症、使用法>
AFREEZAは即効性の吸入インスリンで、成人糖尿病の血糖コントロールを改善する
T型糖尿病患者においては、長時間型インスリンを併用しなければならない
糖尿病性ケトアシドーシスの治療には推奨しない
喫煙者には推奨しない
<用量、処方>
カートリッジ毎に単回吸入とする
食事を始める時に使用し、用量は患者ごとに決める。
本剤導入前に、問診、身体所見、スパイロメーター(FEV1)を全ての患者に行うこと(呼吸器疾患の有無の確認)
<剤型>
単回使用用のカートリッジで4単位、8単位の剤型
<禁忌と注意>
低血糖状態にある場合
気管支喘息、COPDなどの慢性肺疾患患者
 理由:吸入後に急性気管支痙攣を発現した例あり
肺がんの既往あるいはリスクの高い症例にはリスクより有益性があれば使用可
ヒト型レギュラーインスリンまたはAFREZZAに使用されている添加物のどれかに過敏症のある場合
 ※アナフィラキシーを含む重症の全身アレルギーが生じる可能性がある。
糖尿病性ケトアシドーシス
 ※AFREEZAを用いた患者に糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)がみられた
低K血症:低K血症のリスクのある患者は、カリウムのチェック。
心不全
 ※チアゾリジン系薬剤(アクトスなど)を併用で心不全の誘発(体液貯留のため)
<副作用>
低血糖、咳、咽頭痛、咽頭異常感
<薬剤相互作用>
抗交感神経作動薬(例:β遮断薬、クロニジン、グアネチジン、レセルピン)で血糖降下作用が減弱または消失
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