肥満者の減量には脂質制限か炭水化物制限か?
メディカル朝日 2014.9 
 ・1日100g/day以下の炭水化物制限の効果エビデンスが不足
 ・6ヶ月までは体重減少がみられるが、1年では有意差なし
 ・症例数が少ない、高い脱落率(30〜50%)
 ・炭水化物制限だけで摂取カロリーは自由としているが、実際は摂取総エネルギーは減少していた
・2008年報告の低脂肪食、低炭水化物食、地中海食の減量効果(2年間)
 ・低脂肪食よりも地中海食のほうが減量効果がよかった。
 ・総エネルギー制限なしの低炭水化物食といいながら、実際の摂取エネルギーは少なくなっている。
 ・体重減少効果が炭水化物の制限によるものとは断定できない
・指導が順守されていたのか、脱落例をどうするのか、他の栄養素の解析が不十分などの問題
・2013年米国糖尿病学会の意見
 ・『低脂質、地中海食、低炭水化物食は短期的に体重減少に有効』は取り消す
 ・総エネルギー摂取量の適正化を優先する
・DMでの栄養素の推奨摂取比率
 ・炭水化物50〜60%エネルギー(病態、身体活動、嗜好で柔軟に対応)
 ・タンパク質20%エネルギー以下
 ・残りは脂肪エネルギー
 ※地中海食とは、野菜・豆類・果物・シリアルを多く摂取し、オリーブオイルからn-3系不飽和脂肪酸を多く摂取し、魚介類を多く、乳製品・獣肉や家禽類は少なめに、食事中に適量の赤ワインを摂取する食事である。引用:フリー百科辞典WIKIPEDIA《詳細
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