妊婦にレントゲン撮影は禁忌か?
日経メディカル 電子版 2014/10/14
・2つの被爆仮説
 ・直線仮説:少ない被曝でもがんのリスクが高くなる
 ・しきい値説:少ない被曝ではがんのリスクは高くならない
 ・どちらが正しいか、決着は付いていない
・東京からニューヨークを往復すると、1回で約0.11ミリシーベルト)の被曝
 ※放射線医学総合研究所の航路線量計算システム(JISCARD)による
・この被曝量は胸部XP撮影よりも少し多いくらい
 ・胸部XP撮影の被曝量は、1回当たり0.02〜0.1 ミリシーベルトくらい
  ・胸部XP1枚撮影で0.1ミリシーベルト以下
  ※腹部XP撮影では少し高値で1ミリシーベルトくらい
妊婦が海外旅行をするとXP以上の被曝をしている 
50ミリシーベルト以下の被曝では胎児奇形や発がんリスクは無視できるほど低い
・100ミリシーベルト以上で胎児奇形などのリスクが有意に上昇
CT検査では被曝量は10ミリシーベルトくらい上昇
 ・被曝量が100ミリシーベルトになることはない
 ・しかし、CTでは臓器によって被曝量にかなり差がある
 ・CTでは安全だろうと明言することは出来ない
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