アセトアミノフェノン
・仲間由紀恵主演2014年 10月20日(月) 『SAKURA〜事件を聞く女〜』 でアセトアミノフェンで殺人犯すというドラマが放送されていた。(あまり大したトリックではなかった・・・)
・アセトアミノフェンは『カロナール』で有名な鎮痛・解熱剤、米国では「タイレノール」
 ・成人には1回300〜1000mgを経口投与,1日総量として4000mg(4g)を限度とする。
・経口での致死量は13〜25g
比較的安全と思っていたアセトアミノフェンで人を殺せるのか?
 ・アセトアミノフェンでの実際にあった殺人事件は
  ・1999年に埼玉県で、市販の風邪薬とアルコールを大量に摂取させた殺人事件があった。
犬やネコにアセトアミノフェンを含有する風邪薬をのませてはいけない
 ・アセトアミノフェンは主にグルクロン酸抱合によって代謝される。
 ・犬やネコはグルクロン酸抱合能を持っていないのでチトクロームP450によっても代謝される。
  ・チトクロームP450で毒性の強いNAPQI(N-acetyl-p-benzoquinone imineに代謝される
  ・肝細胞壊死(犬が強く起こる)や、赤血球の崩壊(ネコが強く起こる)を起こす。
 ※参考
  ・2011年に認可された新しいネコ用消炎鎮痛薬オンシオール錠(非ステロイド系)は使用してもよい。
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