肥満治療剤
日経メディカル 2015冬特別号
商品名  一般名     
オブリーン  セチリスタット  脂質吸収抑作用   膵臓や消化管から分泌するリパーゼを阻害して脂質の吸収を阻害する。
体重減少効果は弱いが、内臓脂肪減少、LDL低下作用あり 
ゼニカル オルリスタット リパーゼ阻害薬
低用量剤はOTC薬として売られている。
サノレックス マジンドール  食欲抑制      中枢性の食欲抑制作用
依存性の副作用
3ヶ月しか使用が認められていない。
保険適応は高度肥満症(BMI35以上))
  ロルカセリン
(lorcaserin)
セロトニン2C(5-HT2C)受容体選択的アゴニスト
米国でエーザイが発売
  フェンテルミン 構造的にも薬理学的にも覚せい剤(アンフェタミン類)と類似、習慣性、心機能に対する重大な副作用が報告
トピナ トピラマート 抗てんかん薬
  ニューロペプチド Y5受容体拮抗薬 ニューロペプチドY(NPY)は,強力な摂食促進ペプチド
視床下部に存在する受容体を介して作用を惹起する。
受容体サブタイプ中,Y1およびY5受容体がNPYの摂食促進作用に関与
 GLP-1受容体作動薬 リラグルチチド 糖尿病治療剤
米国で承認された 
   フェンフルラミン   非選択的セロトニン受容体作動薬
心弁膜症などの副作用で使用禁止
【肥満症の診断基準】日本肥満学会
〇BMIが25以上であることと下記①または➁を満たすこと
 ①肥満に起因または関連して減量を必要とする健康障害がある
 ➁健康障害を伴いやすいハイリスク肥満(内臓脂肪型肥満)である
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