入院中のせん妄はロゼレム(ラメルテオン)で予防可能
2015/4/16 日経メディカル
 入院中の高齢者のせん妄を「予防」する策として、メラトニン受容体に作用する不眠症治療薬のラメルテオン(商品名ロゼレム)を眠前や術前に投与する方法が報告されている。
現時点ではロゼレムにはせん妄予防の適応はない。
せん妄の予防策として、リスクのある患者には午前の自然光を感じられる部屋を用意
自分が今どこにいて何をしているのか、見当識をはっきりさせるような呼び掛けを行う
せん妄は一種の脳症なので、環境調整だけでは十分な成果は得られない
せん妄の特徴の1つは概日リズムが乱れること。睡眠覚醒リズム障害を予防すれば、せん妄の出現率を低下させられる可能性
ロゼレム8mg:1Tを眠前投与すると、せん妄が予防される効果がある
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