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 アクリルアミドは主に紙力増強剤、合成樹脂、合成繊維、排水中等の沈殿物凝集剤、土壌改良剤、接着剤、塗料、土壌安定剤らの原料として用いられている。
 ○ 短期暴露影響
 ・眼、皮膚、気道を刺激する。
 ・中枢神経系に影響を与えることがある。
 ○ 長期又は反復暴露影響
 ・神経系に影響を与え、末梢神経を損傷することがある。
 ・人でおそらく発がん性を示す。
 ・人で遺伝性の遺伝子損傷を引き起こすことがある。
2002年4月 スウェーデン政府より、ストックホルム大学と共同で行った研究の結果、炭水化物を多く含むイモ等を焼く、または揚げる(ポトテチップス)ことにより、アクリルアミドが生成されるという発表があった。 
 アクリルアミド濃度測定結果 最大値と最小値(単位はμg/kg)
国立衛研 海外5カ国
ポテトチップス 467~3,544 170~2,287
フレンチフライ 512~ 784 <50~3,500
ビスケット、クラッカー 53~ 302 <30~3,200
朝食用シリアル 113~ 122 <30~1,346
とうもろこしチップス類 117~ 535 34~ 416
食パン、ロールパン <9~ <30 <30~ 162
チョコレートパウダー 104~ 141 <50~ 100
コーヒーパウダー 151~ 231 170~ 230
ビール <3 <30
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