GLP-1作動薬 インクレチンホルモンのグルカゴン様ペプチド-1（GLP-1）は、グルコース濃度が上昇すると膵β細胞からインスリンを分泌させる。GLP-1アナログである作動薬は、GLP-1受容体を介して作用し、血糖が下がるとグルカゴン分泌を抑制する。本剤は、徐々に吸収され、アルブミンと結合して分解酵素に対して安定で作用が持続する。

商品名  一般名 製造・販売  用法・用量 ビクトーザ皮下注18mg  リラグルチド ノボ ノルディスク ファーマ  リラグルチド0.9mgを1日1回朝または夕に皮下注射する。ただし、1日 1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。1日0.9mgを超えないこと。 ビデュリオン皮下注用2mgペン エキセナチド  アストラゼネカ エキセナチドとして、2mgを週に1回、皮下注射する。  ビデュリオン皮下注用2mg バイエッタ皮下注5μgペン300 エキセナチド     製造販売元：アストラゼネカ 販売提携：ブリストル・マイヤーズ  エキセナチドとして、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注射する。投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10μg、1日2回投与に増量できる。  バイエッタ皮下注10μgペン300 リキスミア皮下注300μg リキシセナチド サノフィ  リキシセナチドとして、20μgを１日１回朝食前に皮下注射する。ただし、１日１回10μgから開始し、１週間以上投与した後１日１回15μgに増量し、１週間以上投与した後１日１回20μgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、１日20μgを超えないこと。 トルリシティ皮下注0.75mgアテオス デュラグルチド 販売元：大日本住友製薬 製造販売元：日本イーライリリー デュラグルチドとして、0.75mgを週に1回、皮下注射する。

DPP-4阻害薬 インクレチンのglucagon-like peptide 1（GLP-1）とびglucose-dependent insulinotropic polypeptide（GIP）は、血糖を一定にするホルモンである。DPP-4 酵素阻害薬は、インクレチンのDPP-4による分解を抑制し、インクレチン濃度を上昇させる、血糖上昇に対してインスリン分泌促進させ、グルカゴン濃度低下させ、血糖を低下させる。

商品名  一般名 製造・販売  用法・用量 グラクティブ錠12.5mg シタグリプチン    小野薬品工業 シタグリプチンとして50mg を1 日1 回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。 グラクティブ錠25mg グラクティブ錠50mg グラクティブ錠100mg ジャヌビア錠12.5mg MSD    シタグリプチンとして50mg を1 日1 回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。   ジャヌビア錠25mg ジャヌビア錠50mg ジャヌビア錠100mg エクア錠50mg ビルダグリプチン ノバルティス　ファーマ ビルダグリプチンとして50mgを1日2回朝、夕に経口投与する。なお、患者の状態に応じて50mgを1日1回朝に投与することができる。 ネシーナ錠6.25mg アログリプチン     武田薬品工業   アログリプチンとして25㎎、12.5mg、25mgを1日1回経口投与する。   ネシーナ錠12.5mg ネシーナ錠25mg トラゼンタ錠5mg リナグリプチン  製造販売：日本ベーリンガーインゲルハイム 販売提携：日本イーライリリー リナグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。 テネリア錠20mg テネリグリプチン 製造販売元／田辺三菱製薬 販売元／第一三共 テネリグリプチンとして20mgを1日1回経口投与する．なお，効果不十分な場合には，経過を十分に観察しながら40mg1日1回に増量することができる． スイニー錠100mg アナグリプチン   三和化学研究所 アナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。  スイニー錠100mg 発売元：興和 販売元：興和創薬 製造販売元：三和化学研究所 オングリザ錠2.5mg サキサグリプチン  協和発酵キリン  サキサグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2.5mgを1日1回経口投与することができる。  オングリザ錠5mg  ザファテック錠50mg トレラグリプチ  武田薬品工業  トレラグリプチンとして100mgを1週間に1回経口投与する。  ザファテック錠100mg マリゼブ錠12.5mgマリゼブ錠25mg オマリグリプチン  MSD株式会社  オマリグリプチンとして25mgを1週間に1回経口投与する。

戻る