皮膚感染症でプールには入っていいか? 
平成 27 年 5 月 日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会
学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する 日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会の統一見解

プールに入ってもいいの?
1) 伝染性膿痂疹(とびひ) かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。
プールの水ではうつり ませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プー ルや水泳は治るまで禁止して下さい。

2) 伝染性軟属腫(みずいぼ) プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。
ただし、タオル、浮輪、 ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避け て下さい。
プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

3) 頭虱(あたまじらみ) アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに入って構いません。
ただし、タオル、 ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはやめましょう。

4) 疥癬(かいせん) 肌と肌の接触でうつります。
ごくまれに衣類、寝床、タオルなどを介してうつることがあ りますが、プールの水ではうつることはありませんので、治療を始めればプールに入っても 構いません。
ただし、角化型疥癬の場合は、通常の疥癬と比べ非常に感染力が強いので、外 出自体を控える必要があります。
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