1492:「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」(案)
  このたび、日本老年医学会では、厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)「高齢者の薬物治療の安全性に関する研究 (H25-長寿-一般-001)研究班および国立長寿医療研究センターと共同で、「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」(案)を作成いたしました。
 本ガイドラインは、高齢者で薬物有害事象の頻度が高く、しかも重症例が多いことを背景として、高齢者薬物療法の安全性を高める目的で2005年に初めて作成されました。
 今回はその10年振りの全面改訂で、系統的レビューによるエビデンスと推奨度をもとに専門家のコンセンサスを指針としてまとめたものです。前回「高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト」としたものは、中止を考慮するべき薬物もしくは使用法のリストである「ストップ」に改称・改訂し、新たに、強く推奨される薬物もしくは使用法のリストである「スタート」を追加しました。
ガイドライン内容
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