グランベリーの感染抑制機能 臨床医のためのニュートリション新講座A Medical ASAHI 2004.7より |
グランベリーは北米原産ルビー色の果実、七面鳥料理のグランベリーソースとして有名。 ポリフェノール(赤ワインで有名になった)が豊富に含有されている。 ポリフェノールは植物の色素、苦み成分の総称。 |
欧米ではグランベリージュースが経験的に尿路感染症の予防や治療に使われている。 本ジュースを飲むことで水分摂取が増え、尿量が増加し、また尿が酸性になることも尿路感染の改善に役立っている。グランベリーの成分プロアントシアニンが細菌の尿路上皮に付着するのを妨げるのえはないかと推察されている。 詳細な抑制作用は現時点では分からない。 |
その他期待される作用 ◎ヘリコバクターピロリー マウスの実験では30日間の飲用で除去率80%、アモキシリン、サリチル酸ビスマス、メトロニダゾール3剤との併用では100%の除去率 ◎口腔内細菌 歯周病、歯周炎予防。グランベリーの高分子成分が口腔内細菌の凝集を抑制する。 |