増える携帯電話の使用解禁
Nikkei Medical 2006.10
要約)
 規制から一転、積極的利用のケースも
・第3世代携帯電話は第2世代に比べ、出力30%程度少なく、電波干渉がおきにくい。
・医療機器も電波への抵抗性が強くなっている

全国376病院へのアンケート調査)で病院内の一部で電話の使用を許可している施設46%、全面禁止52%。

携帯電話の院内使用に関する手引き書(日本生体医工学会医療電磁環境研究会):http://www4.zero.ad.jp/EMC/

亀田総合病院(千葉県)2002年から通話以外であれば多人数病室で携帯電話の使用可能、病院屋上にNTTドコモのFOMAの基地局設置。
患者がFOMAで電子カルテ閲覧サービスを2005年4月から開始している。

 携帯電話の使用ルールの設定例(「携帯電話の院内使用に関する手引書」より)
エリア
場所の特徴
具体例
便用方法
使用許可エリア医療機器が多数使用される手術室、ICU・CCU、検査室、治療室など持ち込まないか、電源を切る
使用許可エリアマナーエリアT医療機器が使用されることが少なくマナーが問題となる多人数病室、診察室などマナーモードにして、通話は不可でメールのみ
マナーエリアU医療機器が使用されることがなくマナーが多少問題となるロビー、食堂、会議室、控え室などマナーモードにして、通話もメールも可
無制限エリア医療機器が使用されることがなくマナーの問題もない個室病室、携帯電話コーナー、携帯電話専用室使用を制限しない
医療機器使用時は原則として電源を切る


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