独立行政法人の決算分析を公表
日医ニュース 2007.2.20
要約)
●日医総研が独立行政法人の平成17年度決算を分析結果
多額の税金が行政改革の一環で設立された独立行政法人につぎ込まれている。
1.8兆円が赤字のために食いつぶされている。
社会保障財源の調虐方法として消費税引き上げを議論する前に、こうした国の無駄にメスを入れるべき。

独立行政法人には平成13年4月の設立時から5年間の累積で政府出資金24兆円(国立大学法人含む)を投入政府出資金は、貸借対照表上、資本(資本金+剰余金)のなかに組み込まれる。
経営が健全なら資本は政府出資金と等しくなるか、多くなる。
しかし、114法人のうち54法人で政府出資金の額が資本を上回っていた。
これらの法人には、総額7兆円の政府出資金が投じられており、このうち1.8兆円が赤字によって食いつぶされている。

独立行政法人には、また、毎年、運営費交付金等が交付されている。平成17年度には、この年の一般歳出49.3兆円の1割に当たる、総額4.2兆円(国立大学法人含む)が投じられた。

さらに114法人のうち2割の法人は、収入の90%以上を運営費交付金等に頼っている
私見)黒字の独立行政法人はどんな状況なのか知りたい。(どんな具合にもうけているのか)
    黒字化のため非採算の業務をすべて止めてしまえばどうなるか、大きな社会問題になる。

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