痛風食事指導の”新常識”
Nikkei Medical 2007.2
要約)
・大豆などの高プリン体野菜は痛風発症のリスク因子ではないことが米国の研究で分かった
・現在、痛風患者、尿酸値が7.0mg/dlを越える場合、プリン体の摂取を1日400mg以下に制限する食事指導
・プリン体の多い食品を摂取し続けても痛風、高尿酸血症のリスクになるデータはほとんどない
・体内の代謝で大量のプリン体が出来るので食品から入るプリン体は非常に少ない。制限は意味がない。
・だからといって制限に意味がないと考えるのは早計
・カロリー制限により尿酸値が低下する例は多い
・カロリー制限は尿酸値が7.0〜8.0mg/dl程度(軽度上昇)に効果が大きく、肥満者でないほうが低下する傾向が高い
・肥満による代謝異常、インスリン抵抗性が尿酸代謝に障害を与えてるのではないかと説が有力
・結論として痛風の食事指導にあたってはプリン体の制限に固執するのではなく摂取カロリーの減少を指導するのが合理的
・アルコールは種類に関係なく尿酸値を上げる。プリン体がまったく入っていないアルコール飲料でも少なめにするのがよい
私見)
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