HbA1cの表記法が変わる
 MT Pro 2008年5月29日
要約
・日本糖尿病学会が国際基準“mmol/mol”受け入れ決定
・HbA1cの表記が“%”から“mmol/mol”に変更
・測定値が従来値に比べはるかに低い値
・当面は従来通りのJDS値(%)で血糖管理を行うが,IFCC値(mmol/mol)も併記
・国際標準化に用いられるIFCC値,米国のnational glycohemoglobin standardization program(NGSP)値,日本のJDS値が鼎立(ていりつ:3つの勢力が互いに対立すること)する状況
IFCC=10.39×JDS-16.8、
JDS=0.0963×IFCC+1.62、
IFCC=10.93×NGSP-23.5、
NGSP=0.0915×IFCC+2.15
・IFCC値をそのまま%表記すると,JDS値に比べ1.4〜1.5%程度低い値
・測定法の精度向上で以前の測定法はHbA1cの定義から外れる不純物も測定しており,実際より高い値を出していた
・米国では血糖管理指標は,HbA1cより平均血糖値:HbA1c-derived average glucose(ADAG:HbA1c値を血糖表記(mg/dL)に変換したもの)が適切として導入の動き
私見)
ロートルには非常に困る。いいかげんにしろ。

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