ノイロトロピン? どんな薬
添付文書によるとこの薬剤の組成は
ノイロトロピン特号
【組成】
成分・含量(1管1mL中)
ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液
1.2ノイロトロピン単位含有
本剤の有効成分は、ウサギの皮膚抽出物である。
本剤の製造に用いるワクシニアウイルスの培養には、鶏卵、ウサギ、カゼインペプトン(ウシ乳及びブタ膵臓由来)を使用している。
【薬効】
疼痛(非オピオイド、非シクロオキシゲナーゼ阻害)
スモン後遺症状(冷感・異常知覚・痛み)、アレルギー性鼻炎・そう痒

ワクシニアウイルス(vaccinia virus)は、天然痘ワクチンとし て用いられたウイルスで、ポックスウイルス科に分類される。牛痘ウイルスが動物や人間の皮膚で継代されている間に変異を起こしたもの。

【気管支喘息治療】
そのひとつとして非特異的療法があり、それに使われるのがパスパートブロンカスマベルナなどの細菌製剤、ノイロトロピンヒスタグロビン、アストレメジンなど
私見)
30年くらい前にヒスタグロビンといっしょに喘息治療に使ったことがあるが、もうひとつ薬効が分からない薬だった。
当時は記憶が少しあいまいだが、喘息が交感神経と府交感神経のバランスのくずれで生じる、それをコントロールすのがこの薬の効果だと聞かされた。いつのまにか鎮痛剤としての使い方が主流になっていた。

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