DPC病院対象経営分析結果
日医ニュース 2008.8.20 日医定例記者会見
要約
・DPC病院の公立病院285、国立病院42、国立大学付属病院42と国立・公立病院(一般病床60%以上)の比較
・(1)DPC病院として手を挙げた病院はもともと在院日数が短い、収入が多い、患者単価も高い。
 調整係数による安定的な収入を財源に医師、看護師数も増加させている。
・(2)在院日数の長い病院も参入しているが先行DPC病院のようなメリットはない。
・(3)DPC対象病院は他病院との格差が開いている。DPCが拡大してくると早期退院の患者が増え、その受け皿が必要になる。格差が開くことで受け皿がなくなる可能性がある。
・DPC対象病院で治癒率が低下し、再入院率が上昇している。
・DPCにおける医療モラルハザードが起こっている。
・DPCには光と影があり、光の部分だけを強調している傾向がある。


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