爆発物・麻薬を電波で検知
 日経新聞 2008.8.18朝刊 13面
・核四極共鳴(NQR):N、Al、I、Naの原子は電子の分布に偏りがある。0.1MHZ〜10MHZのラジオ波を当てると固有の電波を吸収・共鳴して同じ周波数の電波を放射する。
・爆発物(TNT、プラスチック爆弾の原料のRDX)、麻薬(コカイン、ヘロイン、合成麻薬)の大半は窒素を含んでいる。これにAM電波を当てると固有の電波を出す。この性質を利用して検知する。
・海技研は日本大学と共同で試作機を開発、羽田空港で実証実験を行っている。
・パソコンなどの機器から漏れる電波が妨げになる。
・現在、テラヘルツ光、中性子線を使う研究もあるが被爆や大型荷物に応用できない欠点がある。
私見)
MRIの原理に似ているように思うが。