在宅での最期は質が高いか?
Nikkei medical 2008.4
・緩和ケア用MDS−PC日本語版の信頼性と有用性、病院管理44:243-250,2007
居所別の身体症状・状態の比較
項目 緩和ケア病棟
n=18
在宅
@全病名
n=37
Aガンに限定
n=31
Bがん・尿失禁の
ないものに限定
n=21
1.痛みのコントロール(痛みなし・適切)17(94.4%)23(65.7)**19(96.5)*13(65.0)*
2.咳・痰の喀出(問題なし)15(83.3)16(43.2)*12(38.7)**8(38.1)**
3.労作時の呼吸困難(問題なし)14(77.8)13(35.1)*10(32.3)*6(28.6)*
4.口腔内乾燥(問題なし)17(94.4)19(51.4)**15(48.4)**12(57.1)*
5.不穏(問題なし)18(100)28(75.7)*22(71.0)*15(71.4)*
6.易疲労感(問題なし)10(55.6)7(18.9)*5(16.1)*4(19.0)*
***p<0.001、**p<0.01、*p<0.05
・終末期の在宅ケアの質は良くなかった
・在宅での終末期ケアの質が高いという前提は間違っている