AEDの実情と課題 NIKKEI MEDICAL 2008.6 |
・2005年度消防庁の報告:心原性心停止停止例に対する市民による除細動05年41件、06年140例施行、そのうち1ヶ月生存した例が11件(27%)、45件(32%)、1/3が救命。 ・05年愛知万博で100台AED設置、4人が救命された。 ・駅でAED使用で救命例、多いのはプールでの心停止での救命例。 ・誤った使用例:電気ショック開始ボタンと電源ボタンを間違って押した。以前の記録を消去してしまった。小児用電極パッドを高学年児童に使った。(十分な電圧がかけられない) ・AEDは心室細動と無脈性心室性頻拍を正確に判別できない。心室性頻拍で電気ショックを指示しないことがある。 ・上室性頻拍には電気ショックをかけたくないが心室性頻拍と誤ることがある。 ・想定される場所から1分以内に取りに行き、1分以内にもどり、1分以内に使うのが重要。合計3分以内に。 ・法的訴追:蘇生行為は民法698条の緊急管理に相当し、免責される。(厚労省見解) ・この法律は救助者側にもともと救命の義務がないのにかかわった場合に適応され、悪意や重大な過失がないことが前提 ・米国のような『よきサマリア人法』の制定が必要 |