インフルエンザ菌b型ワクチン(Hib)ワクチン平成12年12月発売予定
NIKKEI MEDICAL  2008.11
・インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)とは、主に呼吸器や中耳に感染する細菌の1種でインフルエンザという名称が付けられているが、インフルエンザウイルスではない。
・インフルエンザ菌b型ワクチン(Hib)は2007年1月日本国内で承認されたが発売が遅れ、2008年12月発売予定となった。
・商品名は『アクトヒブ』、サノフィパスツール第一三共
・本菌は莢膜を有し、病原性が強く、小児では細菌性髄膜炎、肺炎、喉頭蓋炎を引き起こす。
 主症状が高熱、嘔吐で熱性けいれんとの鑑別が困難
 進行が早い
 薬剤耐性化が進んでいる
・アクトヒブはHibの莢膜多糖体に破傷風トキソイドをキャリア蛋白として結合させた不活化ワクチン
・本ワクチンは海外では20年以上前から発売、現在100カ国以上で導入されている。
・接種対象は生後2ヶ月〜5歳まで、初回3回、1年後に追加接種1回
・月齢が上がるほど接種回数が減る→Hibは他の菌と交差免疫性があり、成長に伴い自然抗体ができる。

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