人工酸素運搬体HbV(ヘモグロビン小胞体)
Medical tribune 2009.01.29
第15回日本血液代替物学会
・輸血の代替物として開発されたHbV
・献血由来の期限切れの赤血球からヘモグロビンを精製濃縮しリン脂質小胞体に内包
・動物実験で循環血液量の90%をHbVで代替しても血圧は維持された
・肝、脾で少量の褐色色素の沈着以外に異常所見なし
・赤血球より粒子が小さいので末梢での酸素運搬には有利
・血管損傷、医療機関搬送までの輸液に応用
・輸血頻度の高い待機手術への応用
・テルモではヘモグロビンのリボゾーム封入カプセル(LEH)開発
・リボゾーム製剤に対する生体反応を考慮する必要(動物により差がある)


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