医療メディエーター
Medical Tribune2009.3.12
・医療事故、院内トラブルで当事者間の仲介を行う、医療対話促進者(医療メディエーター)
・米国では半世紀前から研究されている
・患者家族の苦情に対応
・個人ではなくシステムに問題があることが多い
・メディエーションでは患者の表情、社会的背景を考慮し問題の本質をつかまなければならない
・医療者間のトラブルにも対応
 ・透析治療で作業手順を巡り医療従事者(医師・看護師・技師)の対立した例では第三者が解決策を提示しても受け入れられなかった。互いの論点を整理し、解決の方向に導くことが大切
 ・患者に迷惑がかからないないためにはお互い協力できるか
 ・何をすべきかは当事者同士で考えるのが前提
 ・対話を促進させるのがメディエーターの役割
 ・手技・業務手順の統一マニュアルを作成して解決した
・富山市民病院では『患者アドボカシー室』を設置( advocacy )
・医療メディエーター協会:2008年3月7日設立。養成プログラム受講者を医療メディエーターとして認定。2009年2月で321人認定
・問い合わせ:医療メディエーター協会事務局:jahm.contact@gmail.com
・法的問題:弁護士以外が紛争解決業務を行うと弁護士法に抵触する。
・紛争を直接解決させるのではなく解決に向かう環境を作るのが仕事
・病院関係者が第三者として受け入れられるか:メディエイターは客観的な視点を持つことが要求される
・患者と医療者の意思疎通のギャップを埋める予防的な役割
患者アドボカシーとは「患者の味方となってその利益・権利のために闘うこと」
アドボカシー(advocacy)は弁護、支持、擁護という意味
私見)
こういろんな職種を作るとだれがどんな仕事をしているのか分からなくなる。

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