ブタインフルエンザ
日経メディカルオンライン 2009. 4. 28
国立感染症研究所感染症情報センター長岡部信彦氏らがの会見(4月27日)
・メキシコでの1000人の感染疑い、80人の死者との報道は現時点では確定診断のついたものはごく一部
・感染ルート、臨床症状については不明の点が多い
H1N1型豚インフルエンザに感染と考えられるが、米国の患者は症状が軽い。
・死亡者が多いことはサイトカインストームの可能性、細菌による2重感染で重症化、基礎疾患のため重症化などが推察される
・確定診断についてメキシコではカナダに検体を送り、PCRによる検査を実施しているようだ。
・4月27日現在、日本では確定診断ができないPCRの検査試薬(プライマー)が国内にないため
サイトカインストーム
 サイトカインの過剰産生(サイトカイン・ストームと呼ばれる)は致死的であり、スペイン風邪やトリインフルエンザによる死亡原因と考えられている。この場合サイトカインは免疫系による感染症への防御反応として産生されるのだが、それが過剰なレベルになると気道閉塞や多臓器不全を引き起こす(アレルギー反応と似ている)。これらの疾患では免疫系の活発な反応がサイトカインの過剰産生につながるため、若くて健康な人がかえって罹患しやすいと考えられる。
引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私見)
・インフルエンザウイルスのH1N1型はスペインカゼ、Aソ連カゼ
・同じH1N1であってもアミノ酸1個でも違うとまったく違うものとなる
・豚のH1N1とヒトのH1N1ではべつもの。だから基本的には豚のインフルエンザはヒトには感染しない。
・しかし、マイナーな変化があればヒトに感染する可能性がある。

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