インターフェロンγ放出試験(IGRA)が潜在性結核感染の診断に有効
Medical Tribune 2009.7.23
・Archives of Internal Medcine 2009:169:179-187
・潜在性結核(LTBI)の診断にIGRAがツ反応より優れている
QFTQFT-G(QuantiFeron-TB Gold Test)、QFT-GIT(QuantiFeron-TB in Tube test)の3つがある。
・QFTは感作された患者の血液中のIFNγの放出量を測定する
・QFT-Gの抗原は2M結核蛋白である合成ペプチド、初期分泌抗原標的(EAST)-6、培養濾過タンパク質(GFP)-10
・QFT-GITはTB7.7抗原も使用し、QFT-Gよりも感受性向上、自動化出来る
・IGRAの利点
 @ツ反応と違い患者の来院が1回ですむ
 A結果が24時間以内に出る
 B測定が検査者の主観に左右されない
・EAST-6、CFP-10、TB7.7はBCG、非結核性抗酸菌には認められないのでTBに特異性が高い
 (BCG接種の影響が無視できる)
・IGRAの欠点
 @コストが高い
 A検体を12時間以内に処理する必要がある
 B検体の回収、運搬、検査中のミスが大きく結果に影響する


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