人工心臓の治験で心肺停止 事故報告公表 Nikkei Medical 2009.6 |
・『国立病院のおぞましい人体実験!』と昨年末ある週刊誌に記事掲載 ・国立循環器病センターでの人工心臓治験で事故隠し、実験法にミスとの告発 ・2077年春、拡張型心筋症の10才台男性患者サンメディカルの人工心臓『エヴァーハート』の治験が行われた ・植え込み術後2週間目に心肺停止、蘇生後脳症発症、2008年春に死亡 ・遺族は2008年8月心肺停止の発見遅れが脳症を引き起こした、治験に同意したが治験から除外すべきだったとの疑問を提起 ・事例検討会の存在を遺族が知らなかった ・厚労省で治験の妥当性について検討委員会を設置し2099年6月報告書(http://www.ncvc.go.jp/chiken_houkoku/index.html) ・右心不全の顕在化、循環血液量の減少、心タンポナーデなど複合要因で心肺停止に陥ったと推定 ・医師間での情報交換、議論が十分でない、チーム医療が機能していなかったのではないか ・脳症後の治験継続に遺族の同意があった ・治験から外れるとどうなるかの説明がなかった ・患者医療者間、医療者間での意思疎通が足りなかったと分析(委員会) ・遺族代理人は ・徐々に進行した心肺停止の要因を察知し、早期の対応が可能 ・診療上の注意義務違反が認められるはず ・治験手続きに不備 ・国立循環器病センターは再発防止策をまとめる予定 ・その内容、今後の対応で訴訟に発展する可能性 |
私見) 新聞もこれを詳しく報道してほしい。 事件が起こったときだけセンセーショナルに報道するだけなら週刊誌でよい。 |