疲弊する地域医療G
『看護職員』
日経新聞2009.10.16
・・1992年から2008年の16年間で看護職員は80万人から120万人に増加しているのに不足と言われる
・入院期間の短縮のため軽症者が早期に退院し重症患者が増加している
平均在院日数の短縮(1999年33日→2007年19日)
・看護職員の不足の原因の一つは男女構成比、医師の女性比率が17%に対し、看護職は95%で・出産、子育てで仕事に従事していない人が多い
2002年潜在看護職者は55万人と推定
・看護師のうち准看護師は不足していない
・看護師の割合が多い病院が入院料が多く算定されるため大病院が看護師の囲い込んだため、中小の病院の看護師不足が起こっている
・各都道府県の看護職員数は病床数にほぼ比例していて地域格差の問題はない
参考)
平均在院日数=年間の在院患者延べ数/(年間の新入院患者数+年間の退院患者数)/2
年間の在院患者延べ数は
100床の病院で1年間満床として
100人×365日=36,500 
毎日、10人の入院と退院があり満床であると、
36,500/(10×365+10×365)/2=10
平均在院日数は10日になる。
この数字は入院期間の平均値というよりは1年間の病床の稼働率を表すものである。
同じ日に入院と退院があれば分子が大きくなり、在院日数が小さくなる。

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